あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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イヴ・モンタン(YVES MONTAND)『自転車乗り(LA BICYCLETTE)』オランピアのコンサートより(1981年)♪

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★イヴ・モンタンが大好きです!あらためて考えてみれば、歌手として、また俳優として、共に名曲&名作を多数残されたお方で、さらに国際的スターであり、なおかつ本物の歌手であり俳優であったお方。俳優業の片手間に少し歌も歌うとか、歌手を本業にしながら少し映画にも出演される有名人は多く居られる。けれど、共に本物であり、かつ生涯に渡りスターであり続けたお方はそう多くは居られない。フランスではモンタンが随一であろう!映画の遺作であるジャン・ジャック・ベネックス監督の『IP5』は再見すると悲しくなる。モンタンの歴史は長くなるので追々にと想う。好きな曲や出演された映画は多数あるけれど、今日は粋なリズムで素敵なモンタンの歌声、フランシス・レイとピエール・バルーによる楽曲『自転車乗り(LA BICYCLETTE)』を。1981年の「オリンピア」での13年ぶりとなるコンサート映像より。チケットは発売と同時に完売であったという。素晴らしい!




花が自然のものであるように、シャンソンは人間のものといえる。それは、可憐にして純粋な表現で、情熱という嵐、感情という雷雨、怒りという大風、優しさというそよ風、愛の風・・・・・・・といった心の変化に晒されている。希望、苦悩、歓喜、抵抗、不安がそこに表現されるシャンソンは、人間でもあるのだ。

今日は微笑みを、明日は厳しさを、往々にして気紛れで、時には狂ったように・・・・・・・シャンソンは泣き、笑い、情熱に燃え、踊り、そして思考する。数多くの秘密を分かち合った友人でもあるのだ。

バラの花がいつまでも愛されるように、シャンソンも永遠である。その要素である美しさ、優しさ、そして希望が永遠なのだから。

イヴ・モンタン

この素敵なお言葉はモンタンが残されたもの。「シャンソン・フランセーズ その栄光と知られざる歴史」(著:ピエール・サカ/序文:イヴ・モンタン/監修・訳:永瀧達治)より引用させて頂きました。

★私はどういう訳か、洋楽が好きになり最初は英国のロックやポップスに夢中になっていた。体が弱くなかなか子供が産まれなかったという母が私を産んでくださった。当時では高齢出産という時期のこと。なので、私の両親と私の世代は大きく違っていた。けれど、そのことがいつの間にか私には学びとなってゆき今に至り継続中。映画好きの両親と一緒に古い映画をよく観た。お陰で私は同世代の作品と古い映画を平行して愛好するようになった。音楽も同じように、無意識のうちに、あるいは運命的な出会いのようなレコードたちを聴き続けている。それらに国境はない。アイドルやポップ・ミュージックも大好き!

文学も同じようにフランス文学が特に好きらしい。けれど、英国文学やドイツ文学に大好きな作家が幾人も。国籍や言語をあまり意識しているつもりはないけれど、何故だか「シャンソン・フランセーズ」は相性が良いのか心が安堵する楽曲が多い。母の持っていた古いレコードをなんとなく聴いていた頃から、意識的に自分でも購入するようになったのは80年代の初め。ヨーロッパのニュー・ウェイヴの音楽を聴きながら。リオやヴァネッサ・パラディ、シャルロット・ゲンズブールやエルザ、ミレーヌ・ファルメールやパトリシア・カースたちが大好きで聴き入っていた頃。ブリジット・フォンテーヌ、バルバラ、フランソワーズ・アルディは既にキャリアの長い方々であった。英国のマリアンヌ・フェイスフル、ドイツ人だけれど無国籍な佇まいの孤高のニコも同じく。

イヴ・モンタン!本当に素敵で大好き。俳優だと想っていたのに、歌手としても偉大なお方だと知ったのもそんな頃。初めて観た映画は『戒厳令』。政治映画でとてもシリアスな作品から知った。劇中の苦悩する渋い表情に魅せられた。そして、今でも「好きな男優」の指折りに必ず入るお方。モンタンの出演作品は結構観ることができている。作品によって様々なモンタンの魅力がある。晩年のモンタンも大好き!額の皺や白くなった髪は長い芸能生活、「イヴ・モンタンの軌跡」である。両親と私が一緒に鑑賞したり、魅せられたお方のおひとり。なので、私のあの時、あの頃が共に蘇るのである。そして、愛する両親との想い出も。みんな、もうこの世に居られないけれど、私の心の中にはずっと、いつまでも。
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by claranomori | 2010-01-20 10:55 | シャンソン・抒情の浪漫