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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『フィオナの子守歌』★遠い海の記憶・妖精のささやき 映画『フィオナの海』のサントラより

『フィオナの子守歌』★遠い海の記憶・妖精のささやき 映画『フィオナの海』のサントラより_b0106921_674471.jpg
ジョン・セイルズ監督の映画『フィオナの海』(以前少し綴りました)は、ロザリー・K・フライの同名原作『フィオナの海』を脚色し、荒涼としたアイルランドを舞台に妖精伝説をモチーフに、海にさらわれた弟が生きていると信じる少女フィオナ(ジェニ・コートニーちゃんがかわいいです!)を中心に描かれた、素晴らしい家族愛のドラマでもあると思います。その映画の音楽(サントラ)を聴いておりまして、その中に収録されている『フィオナの子守歌』が好きなので記しておこうと思います。音楽はメイソン・デアリングでジョン・セイルズ監督とは同志のような欠かせない存在のお方。この映画『フィオナの海』の音楽を担当するにあたって、アイルランドへ赴き、トラッド・ミュージックを研究し、フィドル奏者モイア・ブレナック(モーラ・ブレナック)や現地のミュージシャン達と共に作り上げたという作品です。『フィオナの子守歌』はイーリン・ロックナーン(アイリーン・ロックナーン)のヴォーカルもたおやかで心に優しく響く綺麗な楽曲ですが、その他にもゲール語で歌われる曲や長く深く息吹くアイルランドの伝統や伝承を想起させてくださるような美しくも幻想的な楽曲たちで貫かれています。映画と音楽の絆が深いことを再認識いたします♪

『フィオナの子守歌』

小さな愛し子よ
眠れ 眠れ
小さな愛し子よ
眠れ 眠れ

眠れ 眠れ
わたしの胸に、わたしの胸にもたれ
眠れ 眠れ
穏やかに、穏やかに澄み渡り

対訳:茂木健
サントラ『フィオナの海』 より

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by claranomori | 2010-10-07 06:04 | 神話・お伽噺・妖精譚・伝承