あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『ポンパドゥール夫人』 作:フランソワ・ブーシェ★真珠の肌を持つロココの優美な肖像 (1756年)

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★フランソワ・ブーシェ(Francois Boucher:1703年9月29日~1770年5月30日)は18世紀フランスのロココ時代を代表する画家。1703年にパリに生まれ、1770年にパリに眠る。1723年ローマ賞を受賞しイタリアに留学。ティエーポロの影響を受けたとされる。神話画、牧歌画、風俗画などを主題に、絵画、壁画、タピスリーの下絵などを多作。殊に壁面装飾に才能を発揮し、ヴェルサイユ宮殿の王妃の間の装飾で流行作家となる。ルイ15世妃マリ=レクザンスカやポンパドゥール夫人の庇護を受け、フランソワ・ブーシェは宮廷画家、彫刻家のみならず、室内装飾、服飾デザイナーとしても絶大な人気を誇っていた。とりわけポンパドゥール夫人の美的センスのための重要なブレーンであったので、この肖像画『ポンパドゥール夫人』のファッションも担当されたのではないだろうか。

うっとりする程、美麗な色調は優美!この前時代とは異なる平和で経済も好調であった時代ならではの生活趣味の豊かさに意味を持ったロココ文化の開花。「優美」「洗練」「貴族的」その真髄は「生きる喜び」にあったとされる時代。この肖像画『ポンパドゥール夫人』(1756年)のローブ・ア・ラ・フランセーズ!そのドレスを彩る装飾品たち!薔薇のお好きなポンパドゥール夫人なのでやはり薔薇の造花が数多く付けられ、繊細な手工レース、リボン、真珠、ブレスレット、ブローチ、ネックレス...嗚呼、豪奢である。その夫人の優雅な佇まいを見事に描き出しているフランソワ・ブーシェは、天使の支える時計、クッション、猫足のサイドテーブル、ポンパドゥール夫人候爵家の紋章入りの本棚などとの見事な調和を完成させている。読みかけの本を手にするポンパドゥール夫人は大変な読書家。それも、当時の女性が好んで読んでいた説話本ではなく、詩、哲学、歴史、伝記、文法などの多くの書物を読まれており、どれもよく読んだ跡のあるものであったという。「ポンパドゥール夫人の時代」ともいうべき時代が築かれた宮廷を支配する程の権力を握ったのは、国王ルイ15世の公式の愛人であり美貌の持ち主であったことだけではなく、むしろ豊かな文学的教養と美的センスのためであったとも云われている。

ポンパドゥール夫人については、また別に綴っておきたいので追々にと想います♪
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by claranomori | 2010-09-13 20:07 | 私の好きな王宮物語と運命