あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ピエール=オーギュスト・ルノワール(PIERRE-AUGUSTE RENOIR)ジョルジェット・シャルパンティエ嬢の肖像

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★ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Augustê Renoir:1841~1919)というとフランスを代表する印象派画家のお一人で名画は多数残されている。好きな作品は多数あるけれど、今回はジョルジェット・シャルパンティエ嬢という少女を描いたものを。この少女の微笑みや天衣無縫なこのポーズがなんとも愛らしい!この小さな少女の父は、当時の人気作家であったゾラやモーパッサン、ゴンクール兄弟等の作品を出版していたパリでも有数の出版社シャルパンティエ社のオーナーである。母は社交界の花形で第一級の文芸サロンの主宰者であったというお方。重厚な絨毯や椅子などからもその裕福な生活が窺える。ジョルジェット・シャルパンティエ嬢はお二人の長女で、この当時4歳の肖像画である『座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢』(1876年)。白いレースの縁取りと赤いネックレス(珊瑚だそうだ)、背中に見える大きなおリボンの付いたブルーのドレスにブルーのソックス、お靴も可愛い。でも何よりもこの微笑みの表情に私は心和む。下の絵はその2年後なのでジョルジェット・シャルパンティエ嬢は6歳。少女服(姉とお揃いのお洋服)を着ている弟のポール君も実に愛らしい!当時の貴族や上流家庭の幼い少年たちはよく少女服を着ているので、パッと拝見しただけでは女の子に想えてしまう。この絵は『シャルパンティエ夫人とその子供たちの肖像』(1878年)と題されたもの。
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経済的に貧しい画家であったルノワールが上流サロンに出入りするようになるきっかけを得たのは、このシャルパンティエ氏が1875年にルノワールの絵を買ったことからのことだそうだ。このような愛好家やパトロンに恵まれたことは人生に於いて大きかっただろうと想う。けれど、晩年はリュウマチや顔面神経痛という病に侵され車椅子生活を送ることになるけれど、生涯、絵を描き続け1919年に永眠された。また、フランス映画界の巨匠、ジャン・ルノワール(Jean Renoir:1894年9月15日~1979年2月12日)はピエール=オーギュスト・ルノワールの次男で、『ピクニック』や『草の上の昼食』、またはジャン・ギャバン主演の『フレンチ・カンカン』、『大いなる幻影』、『獣人』他の名作を映画の中に多数残されていて、私は二代に渡っての多くの名画に魅了されていることになる♪
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by claranomori | 2010-03-19 09:56 | 絵画の中の少女・女性たち