あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『かもめ』 唄:ダミア(DAMIA) 作:リュシアン・ボワイエ(LUCIEN BOYER)

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★『シャンソンの悲劇女優』と謳われたシャンソン歌手のダミア(本名はマリー・ルイーズ・ダミアン)。映画にもなった『暗い日曜日』や『人の気も知らないで』も大好きだけれど、この『かもめ』は寺山修司や浅川マキの世界と共に私の心に浸透し続けている曲。悲哀のドラマが3分弱のシャンソンの中にある。どこの海だか分からないけれど、遠い異国の知らない時代。でもその海は今も存在するだろう。海で死にゆく船乗りたちの魂とかもめが対になる。死にゆく船乗りたちの声であるかのように、暗い空の下を飛び回りながら信心深い魂を集め悲しい声で啼いている...物悲しくも美しい!こんな悲哀がたまらなく好きで仕方がない。ダミアが歌ったことで有名になったけれど、オリジナルは1905年のリュシアン・ボワイエ(お美しいリュシエンヌ・ボワイエというシャンソン歌手と名が似ています)。英国で舞台出演をした後にフランスに帰国し、1911年頃から歌い始め40年余り歌手として活動されたという、シャンソン・レアリストの代表的なお方。黒い衣装に身を包み暗いステージにはスポットライトのみだったという。また、第二次世界大戦という時代背景もとても重要。先述のジャン・ドラノワ監督の『ノートル=ダム・ド・パリ』にも出演されていたけれど、シャンソンとフランス映画の絆はとても深いもの。このカテゴリーはまだまだゆっくり続く予定です♪


海で死にゆく船乗りたちは
苦い海の底に投げ込まれる
まるで石のように、
不信心なキリスト教徒たちと共に
天国へはゆかないのだ
天使長聖ピエールに会うことなどはできないのだ

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※このお写真は白いドレス姿ですが、一時期黒いお衣装から変えた時期があったそうです。でも、黒いドレスにまた戻されたとのことです。暗いイメージの曲のダミアですが、軽やかなシャンソンもあります♪
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by claranomori | 2009-07-18 22:51 | シャンソン・抒情の浪漫