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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『クララ・シューマン』 天才少女ピアニストからロベルト・シューマンの妻へ 愛とロマンの生涯

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★クララ・シューマン(CLARA SCHUMANN:1819年9月13日~1896年5月20日)は19世紀を生きたドイツの女性音楽家として歴史に名を刻んだお一人。父親フリードリヒ・ヴィークは優れた音楽家であり教育者であったとされている。その生徒とも言える娘クララ。少女時代からクララは”天才少女ピアニスト”と讃えられていた。フリードリヒ・ヴィークの弟子でもあった(2年間ほど)ロベルト・シューマンとクララのロマンス物語は好き、謎とされている部分も含めて。また、父親の過剰なクララへの愛情も気になる(気にしても遠い昔のことながら)。父親の猛反対を押し切りふたりは生涯を共にする。ロベルトの晩年の精神錯乱、そして精神病院での生活、そして死。その時、クララは36歳であった。その後、ヨハネス・ブラームスとの親交は色々な説があるのだけれど、私はクララのロマンティシズム溢れる人生を尊重したいので彼らの友愛説を思い描いてうっとりしている。ブラームスはクララよりも14歳年下でクララの死の翌年に死去している。1896年と1897年のドイツ世紀末。ドイツ・ロマン派の終焉とも言われている。クララの夫ロベルトへの献身さ、子供たちの母としても。また、ブラームスのクララへの献身さ(彼は生涯独身を貫いている)などを想い、人生の浮き沈みは誰にでもある。いくら天才的な才能を得た者たちでさえ。クララはあまり体の丈夫なお方ではなかったというけれど、76年余を生きた。そこには支えとなる愛する者たちと彼女自身の強い信念をも感じてならない。
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何故に、私がクララ・シューマンに強い思い入れがあるかというと、あまりにも単純なこと。大好きなナスターシャ・キンスキーがクララ・シューマン役を演じた『哀愁のトロイメライ クララ・シューマン物語』のクララが重なって焼き付いているからというミーハーな理由。けれど、またしても映画から一人の実在の女性音楽家について知りたいという思いを抱くことが出来、こうしてつらつらと。また、映画のことも此方に綴りたいと想います♪
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by claranomori | 2009-03-24 21:16 | 19世紀★憂愁のロマンと美