詩人が贈る絵本 『おやすみ、おやすみ』 作:シルヴィア・プラス 絵:クェンティン・ブレイク 訳:長田弘
2009年 02月 12日
ひとは死ぬ。
赤ん坊が生まれる。
ひとの歴史は、それだけだ。
そうやって、この百年が過ぎてゆくのだ。
何事もなかったように。
★自らの命を断ってしまった詩人。シルヴィア・プラスは今は永眠されているけれど、生きていた時はよく眠れなかった日も多かったのだろうか...。深読みばかりしては良くないけれど、絵本を読んで泣くこともある私。子供のための絵本は、大人になった私にも今も大切な世界だと想う。可愛い、愛らしいものばかりでもない。幻想文学へと誘う世界でもある、なんとも愉快で奇妙なファンタジーの世界。けれど、決して!オーブンに頭を突っ込まないように...と自分に言う私。そして、映画『ロンリー・ハート』での姉妹シシー・スペイセクとジェシカ・ラングの場面が付随する...やはり、私の頭の中は少し奇天烈ナリ☆